| 橘家文蔵さん（落語家）62歳 |
 八代目林家正蔵（晩年の彦六）門下の現役最古参で、春風亭小朝らの“芸の上での叔父さん”にあたる橘家文蔵（本名・井白清一）さんが、10日午前９時52分、心不全のため入院先の東京都板橋区内の病院で死去した。62歳。東京都出身。文蔵さんは90年に心筋梗塞で倒れ、治療を行いながら、高座を務めていた。８日に自宅で胸が苦しいと訴え、板橋区内の病院に緊急入院した直後から意識不明となった。 |
| 相米慎二さん（映画監督）53歳 |
 「セーラー服と機関銃」などで知られる相米慎二（そうまい・しんじ）監督が９日午後４時10分、肺がんのため、神奈川県伊勢原市の病院で死去した。53歳。岩手県盛岡市生まれ。80年「翔んだカップル」で監督デビュー。85年「台風クラブ」で、第１回東京国際映画祭ヤングシネマ部門の大賞を受賞。「お引越し」は93年毎日映画コンクールの日本映画優秀賞など３部門を受賞。「あ、春」は99年度キネマ旬報ベストテンの１位に輝いた。ワンシーン・ワンショットなど独特の演出法を用い、薬師丸ひろ子をはじめ永瀬正敏、工藤夕貴牧瀬里穂ら若手俳優を育てることにも定評があった。＜詳細＞ |
| 八木祐四郎さん（ＪＯＣ会長）72歳 |
 日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）会長で、98年長野冬季五輪、00年シドニー夏季五輪の日本選手団団長を務めた八木祐四郎（やぎ・ゆうしろう）氏が９日午後11時ごろ、大阪市の国立大阪病院で死去した。72歳。北海道出身。八木氏は93年４月にＪＯＣ理事となり、95年４月から専務理事、99年３月に第３代会長に就任し、今年３月には役員定年制を除外され再選された。日大スキー部出身。72年札幌五輪でバイアスロン監督、88年カルガリー五輪ではスキー監督を務め、ジャンプ、複合のノルディックを中心に日本スキー界の発展に尽力した。 |
